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秋の健康診断で気をつけたい「血糖値」の話

[2026.09.07]

健康診断の結果を見て、

「血糖値が少し高いと言われたけれど、症状はないし大丈夫かな?」

「去年より血糖値が上がっているけれど、何をすればいいの?」

そんなふうに思ったことはありませんか?

血糖値が高くても、初期の段階では自覚症状がほとんどないことがあります。

そのため、「体調が悪くないから大丈夫」とそのままにしてしまうのは注意が必要です。

特に40代以降になると、体重や筋肉量、食生活、運動量などの変化によって、血糖値が少しずつ変化してくることがあります。

今回は、健康診断で指摘されることの多い「血糖値」について、なぜ高くなるのか、そして指摘されたときに何を見直せばよいのかをわかりやすくご紹介します。

そもそも「血糖値」とは?

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量を示す数値です。

私たちが食事をすると、炭水化物などに含まれる糖質が消化・吸収され、ブドウ糖として血液中に入ります。

そのブドウ糖を、筋肉や脳などの細胞がエネルギーとして利用します。

このとき重要な役割を担っているのが「インスリン」というホルモンです。

インスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませる働きをしています。

ところが、インスリンの分泌量が不足したり、インスリンが効きにくくなったりすると、血液中のブドウ糖が増え、血糖値が高くなります。

血糖値が高くなる原因とは?

血糖値が高くなる背景には、さまざまな要因があります。

食生活の乱れ

糖質の多い食事や、食べ過ぎが続くと、血糖値が上がりやすくなります。

特に、

  • ご飯や麺、パンなどの主食が多い

  • 甘い飲み物をよく飲む

  • お菓子やスイーツを毎日食べる

  • 夜遅い時間に食事をする

  • 外食や飲酒の機会が多い

といった習慣が続いている場合は、一度見直してみるとよいでしょう。

もちろん、糖質を完全に避ける必要はありません。

大切なのは、食事全体のバランスと量です。

運動不足

食事から摂取したブドウ糖は、筋肉などでもエネルギーとして利用されます。

そのため、運動不足や日常の活動量の低下が続くと、血糖値のコントロールに影響することがあります。

「運動する時間がない」という方も、エレベーターではなく階段を使う、少し遠い場所まで歩く、食後に散歩するなど、日常生活の中で体を動かす機会を増やしてみましょう。

体重の増加

体重が増えると、血糖値にも影響することがあります。

特に内臓脂肪が増えると、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が生じやすくなります。

そのため、血糖値を考えるうえでは、血糖値そのものだけでなく、体重や腹囲などの変化にも目を向けることが大切です。

年齢や体質

年齢を重ねるにつれて、筋肉量や活動量が変化したり、インスリンの働きが変わったりすることで、血糖値が上がりやすくなることがあります。

また、家族に糖尿病の方がいるなど、遺伝的な体質が関係する場合もあります。

「今まで血糖値は正常だったから、これからも大丈夫」とは限りません。

定期的に確認することが大切です。

健康診断では「血糖値」だけでなくHbA1cも確認

健康診断では、血糖値と一緒に「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」が測定されることがあります。

血糖値は、採血した時点での血糖の状態を反映します。

一方、HbA1cは、過去1〜2か月程度の血糖の状態を反映する指標です。

そのため、健康診断の結果を見るときには、血糖値だけでなくHbA1cも一緒に確認することが大切です。

例えば、

「血糖値はそれほど高くないけれど、HbA1cが少しずつ上がっている」

という場合には、日頃の血糖状態について一度考えてみるきっかけになります。

ただし、血糖値やHbA1cの基準値・判定は、検査条件や医療機関によって扱いが異なる場合があります。

健康診断の結果で「要再検査」「要精密検査」「要受診」などの指示があった場合は、自己判断せず医療機関で相談しましょう。

「少し高いだけ」でも放置しないことが大切

血糖値が少し高いだけで、すぐに体調が悪くなるとは限りません。

むしろ糖尿病は、初期には自覚症状が乏しいことが少なくありません。

そのため、

「まだ薬を飲むほどではない」

「症状がないから大丈夫」

と考えて、そのまま何年も放置してしまうことには注意が必要です。

血糖値が高い状態が続くと、将来的にさまざまな合併症につながる可能性があります。

だからこそ、健康診断で異常を指摘された段階で、生活習慣を見直したり、必要に応じて医療機関に相談したりすることが大切です。

血糖値が気になったら、まずできること

血糖値が高いと言われたからといって、極端な食事制限をする必要はありません。

まずは、毎日の生活の中でできることから始めてみましょう。

食事のバランスを見直す

主食・主菜・副菜を組み合わせ、野菜やたんぱく質も意識して摂りましょう。

甘い飲み物やお菓子を習慣的に摂っている場合は、頻度や量を見直すことも一つの方法です。

食べ過ぎない

「何を食べるか」だけでなく、「どれくらい食べるか」も重要です。

特に外食や会食が続いた後は、普段の食事量を少し見直してみましょう。

体を動かす

ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、筋力を維持する運動も取り入れられると理想的です。

ただし、現在の体力や健康状態によって適した運動量は異なります。

無理なく継続できる範囲から始めることが大切です。

体重を管理する

体重が増えてきた場合は、食事や運動などの生活習慣を見直すきっかけにしましょう。

特に40代以降は、「若い頃と同じように食べているのに太る」と感じる方も少なくありません。

体重の増加と血糖値の変化が同時に起きている場合には、一度医療機関で相談してみるのもよいでしょう。

血糖値は「未来の健康」を考えるための数字

健康診断の数値は、単に「正常か異常か」を判断するためだけのものではありません。

血糖値やHbA1cの変化をきっかけに、

「最近、運動不足になっていないかな?」

「食事の量が増えていないかな?」

「体重が少しずつ増えていないかな?」

と、自分の生活を振り返ることができます。

大切なのは、数値が大きく悪化してから対策するのではなく、小さな変化の段階で気づくことです。

健康診断の結果、一人で悩んでいませんか?

健康診断の結果を見ても、

「この数値は病院に行った方がいいの?」

「去年より上がっているけれど大丈夫?」

「生活習慣をどう変えればいい?」

と迷うこともあると思います。

血糖値だけでなく、血圧やコレステロール、体重などを含めて総合的に考えることが大切です。

令樹クリニックでは、一般内科診療として高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病についてご相談いただけます。

健康診断で気になる数値があった方は、結果をそのままにせず、一度ご相談ください。

健康と美容について気になることはありませんか?

令樹クリニックでは、一般内科をはじめ、疲労回復や栄養補給を目的とした各種点滴・注射、美容内科診療、メディカルダイエットなど、一人ひとりのお悩みに合わせた診療を行っています。

「なんとなく体調が優れない」「疲れがなかなか取れない」「健康的に美容にも取り組みたい」など、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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